驚かれるかと思いますが、ほとんどの英和辞典のフリガナは間違っていると言わざるを得ません。例えば『ba』。母音に子音がついた音です。
日本語風に発音すると母音と子音がひとつになりバと発音しますが、英語では子音も1音に発音するのでbaはバアと2音になります。
これが日本人の話す英語が短く詰まったような印象になる原因です。「寸詰まり現象」とでもいいましょうか。
ここでは「bag」「how」という単語について、アルファベット70音とカナ付き英和辞典で見かけた表記について比較してみます。
ー | アルファベット70音 | カナ付き英和辞典 |
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発音記号 | ![]() |
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カナ | バアグ | バァッグ |
音数 | 3音 | 2音 |
アクセント | 発音記号の通りで正しい。 | バにアクセントがつけられているのは間違い。アクセントのある大事な音「ァ」が小さくなっている。 |
ー | アルファベット70音 | カナ付き英和辞典 |
---|---|---|
発音記号 | ![]() |
![]() |
カナ | ハアーウ | ハウ |
音数 | 3音 | 2音 |
アクセント | 発音記号の通りで正しい。 | 発音記号にアクセントがついてない。ハにあるアクセントは正しくない。 |
アクセントの誤りは多くの単語の中でおきています。アクセントに誤りのある語をカナ付き英和辞典のとおり発音すると「寸詰まり現象」が起こり、一種独特のなんともいえない音調になってしまう。 日本語にない音を勝手に日本語風に発音していては、ネイティブから「何を言っているか分からない」「最悪!」と言われても無理は有りません。
英語の初学者が使用するカナつき英和辞典には大きく正しい表記を望むところです。
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